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そして朝 当然の事ながら学院は大騒ぎになっていた 何せ宝物庫の壁を物理的に破壊して、以下のような犯行声明を大胆にも残していたのだから。 『破壊の杖、確かに領収致しました。土くれのフーケ』 「お前が悪い!」 「彼女が悪い!」 「あいつが悪い!」 「私が悪い!」 取り敢えず責任の擦り合いから始めている教師達。かなり混乱している。 それを尻目に問題の解決に悩む学園長のオスマン。 うーむうーむと唸り続ける。そこに、物凄いタイミングの良さで女性が現れた―――秘書兼オスマンのセクハラ相手のロングビルである。 悩むオスマンに、彼女は下手人フーケの居場所を掴んだ事を知らせた。 「農民に聞き込みを入れた所、フーケの居場所が分かりました! 破壊の杖と似た形状の筒を抱えて、黒ずくめのローブを着た男が、森の廃屋に入って行ったようです! そこがフーケの隠れ家だと思われます!」 そのロングビルの朗報に 「王室に報告を!衛士隊に頼んで、兵を向かわせなければ!」 そう言うU字禿に唾を飛ばして叫ぶオスマン。 「このU字禿が何を言うかッ!知らせている間に逃げられたらどうすんじゃッ!残っている髪も全部無くなってしまえッ! それにこれは、我が身の不始末じゃぞ!!自分達の不始末を他人に解決してもらってどうするのじゃッ!?」 そこで、一端言葉を切ると、先程とは打って変わった表情でニコヤカに話し合うオスマンとコルベール。 「しかし……それにしても学園長、宝物庫が破られたのを知ったのは何時でしたか?」 「今朝じゃのう」 「そしてミス・ロングビルがフーケの隠れ家を掴んだのは何時でしたか?」 「ついさっきじゃのう」 「数時間も経っていないのに、神出鬼没なフーケの居場所を聞き出す事が出来るなんて有り得るでしょうか?」 「普通はありえないのう」 「そうですよね……フーケ本人かその共犯者以外じゃなきゃ、普通は有り得ない事ですよね」 「まあ、ミス・ロングビルがフーケを超える程優秀だったんじゃよ」 「無理矢理、納得するとしたらそうですね」 そこでいきなりロングビルの方を向くオスマンとコルベール。 グルゥッ!と言う効果音が付きそうな程である。 「「ミス・ロングビルそんなに引き攣った顔をしてどうしたんじゃ」ですか?」 「は、はは、は」 ロングビルは引き攣った笑いを返すしかできなかった。 「では、捜索隊を編成する。我こそはと思う者、杖を掲げよ」 しかし、誰も杖を掲げなかった。明後日の方向を見ながら口笛を吹いている者さえ居る。 「情けないのう……フーケを捕えて、家の名を上げようと思う貴族は居らんのか?」 その時、突然物陰から出て来て、杖を掲げた貴族が居た。 「私がやります!」 教師たちの眼が一斉に――――ルイズに向いた、コルベールが声を上げる。 「聞いていたのかミス・ヴァリエール!? 生徒が出る幕では無いぞ!教師に任せて戻りなさい!」 「誰も杖を掲げてないじゃないですか」 ルイズはプンスカしながらも言い返す。そんなルイズを面白そうな顔で見つめているディアボロ。 ルイズが杖を掲げたのを見て、同じく物陰から出て来たキュルケも杖を掲げる。 「ヴァリエール家が行くなら私も行かないわけにはいきませんわ」 「ミス・ツェルプストー…君までか」 呆れた声を出すコルベール。 最後に物陰から出て来た――タバサも杖を掲げた。 「ふむ…。では、頼むとしようか」 そのオスマンの提案に、一人だけ反対する教師が居た。 「しかしですな学園長、ミス・タバサやミス・ツェルプストーはまだしも、ミス・ヴァリエールを行かせるのは危険すぎますぞ! ここはフーケの情報を一人だけで掴んだミス・ロングビルに行かせるべきだと私は愚考しますが?」 その教師、コルベールの顔を見たオスマンはゆっくりと喋る。 「この三人は間違い無く優秀じゃぞコルベール。ミス・ツェルプストーは相当の炎の使い手と聞いており ゲルマニアでも優秀な軍人を数多く輩出した名門の出じゃ」 「それは知っています」 (グダグダ喋ってないで、さっさと破壊の杖を奪還させに行けよ……) と、思う教師達の中、オスマンが次にタバサを見た。 「ミス・タバサは若くしてシュバリエの称号を持つ騎士と聞いておる」 「学園長……それも知っていますが」 しかし、驚いたのはキュルケ。 「え、え!?私聞いてないわよタバサ!」 「言ってない」 ルイズも驚いたようにタバサを見ていた。教師達は如何でもよさげだ。 ディアボロは適当にそれを聞いていた。 (シュバリエ?何だそれは?美味いのか?) 「ミス・ヴァリエールは数々の優秀なメイジを輩出したヴァリエール公爵家の息女じゃ!」 その言葉にジト目でオスマンを睨むコルベール 「学園長…ミス・ヴァリエール本人はどうなんですか?」 「ムグ……ッ!」 (何とかして誉めてやったほうが良さそうじゃな……) そう考えたオスマンはディアボロを見て思い付いた言葉を口に出す。 「ミス・ヴァリエールは将来有望なメイジになる可能性が否定できないような気がしないでもないような感じがするような…… それにじゃ!ミス・ヴァリエールの使い魔は平民の変態ながらも、あのグラモン元帥の息子、女垂らしのギーシュ・ド・グラモンと決闘して勝ったそうじゃ!」 「確かにそうですな学園長。彼はガン……」 「ミスタ・コルベール!」 口を滑らしかけたコルベールを叱責したオスマン、当の本人は慌てて口に手を当てる。 オスマンとコルベールがチラリとトディアボロを見る、が。 「…………」 何処と無く呆けているような顔で立っているだけで心配はいらないと判断。 何か突っ込まれる前に、とっとと話を終わらせようと、オスマンは高らかに宣言する。 「とにかく!一人でフーケの居場所を探し当てたミス・ロングビルには劣るかもしれんが 彼女たち三人に勝てるものはおらんはずじゃ」 そして、四人に向き合うオスマン。 「諸君らの努力と貴族の義務に期待する」 「「「杖にかけて!」」」 女性三名が同時に唱和し、恭しく礼をする。 「では、馬車を用意しよう。ミス・ロングビル、彼女たちを手伝ってやっとくれ」 「了解いたしました学園長」 ミス・ロングビルは頭を下げた、が。 コルベールとオスマンの笑い声が聞こえて来た 「それにしてもフーケか共犯者じゃなきゃおかしいですなぁ」 「そうじゃのう、そうじゃのう」 顔を再度引き攣らせながらも、ロングビルはそそくさとその場を離れた。 「なー、あいぼー、フーケを捕まえられると思ってるのかー?」 出発までの僅かな時間に、ディアボロは厨房で料理をしこたま食らっていた。 特別に作ってもらった特大のピッツァを一秒で食べ切り一息突く。 「ふぅ……フーケが本当にその場所に居たら。の話だがな」 「馬で四時間って事は、往復で八時間って事だろ?腹は大丈夫なのかよ?」 「それを何とかするために、今食事しているんだが?」 料理を次々に平らげながら、先程U字禿が言い掛けた言葉を思い出すディアボロ。しかしそれにしても大食いってレベルじゃねーぞ (ガン何とかか……あの禿は何を言おうとしていたんだ?) あの時、ディアボロはただ黙って立っていただけでは無い。 目だけを動かして観察+耳で周囲の情報を聞いていたのだ。 (まあ、考えても詮無き事か) そんな事を考えながら、デルフリンガーを鞘に収め、コック長のマルトーに向かって歩き出す。 彼の目論見通りに、ギーシュとの決闘後、厨房の連中はディアボロの事を『我らの剣』と尊敬していた。 シエスタやコック長のマルトー等は一種の信者である。 歩いてきたディアボロの姿を見たマルトーは嬉しそうに叫ぶ 「おお!ディアボロじゃないか!何か用でもあんのかい?」 「馬車の中に食べ物を置いてもらえないだろうか?」 「おう!お安い御用さ!今度は貴族の泥棒を捕まえるんだって?頑張ってくれよ!」 土くれのフーケがどんな強さかはディアボロには分からないが。 取り敢えず餓死の危険性が少なくなった事にホッとした。 そして、重要な事を思い出したディアボロ (任務は『破壊の杖』奪還だったな・・・・・・マルトーにもう一枚DISCを預けて行くか) <<前話 目次 次話>>
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レトろす氏による初作品。 敵の出現テーブルが書き換えられ、確立でオーラ敵の追加がなされている。 基本情報 製作者 難易度 対応ダンジョン 現ver レトろす氏 3 ディアボロの試練 0.1 拡張ダンジョン.txtという名前で同梱されている。 説明(txtより) ディアボロの試練用です。基本はディアボロの試練で、 シレン4の要素オーラを取り入れてみたダンジョンになります。 レベル2の敵とレベル1の倍速敵がたまに出現します。 出現する敵が微妙にですが変わっています。 内容は拡張ダンジョン.txtを読み込んでいます。 ダンジョンの途中で終了する場合は階段を降りる直前が望ましいです。 備考 Remix初の作品。 すごく難しいダンジョンというわけではないが、通常の試練よりはだいぶ難しい。 敵の出現テーブル改変はそこまで大幅なものではなく、刺客が紛れ込む程度のものが多い。 攻略 オーラ敵は階層を問わず出現するため、すべての階で倍速敵が出現する可能性がある。 緊急回避アイテムを優先的にストックしていきたい。 とくに47-89Fでは思わぬ倍速敵に注意されたし。 バグ・不具合 ソフト本体のバグ以外は特にないと思われる。 ダウンロード 本体同梱 クリア報告、不具合、難易度、感想など 今DLしたけど、本体に同梱してなかった - 名無しさん 2010-09-26 15 35 19 拡張ダンジョンって名前でしたか、失礼 - 名無しさん 2010-09-26 15 37 34 名前
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ディアボロの憤慨① 怒り浸透の俺に気付いてかキョン達は、そそくさどこかに行ってしまった アイツ等の言う事は俺への侮辱にあたる。ただの小娘がこの俺を同情で救いだした 確かに救いを望んだ。切望していた。懇願した。 だが、古泉の言うことが本当だとしたら一人の小娘が俺を操っているようじゃないか! そんなの俺のプライドが認めん!帝王の誇りが汚れる!! ふと頭上が暗くなった気がした。 見上げると数人の若者が汚らしい俺を見下している。 気にくわない……どいつもこいつも俺を見下す奴ばかりこれも全部あのジョルノのせいだ!! 「おい、おっさん金だせよ」「お金めぐんでー」「俺の体売ってあげるからーぁ」「ギャハハ!」 俺は帝王だぞ! スタンドなど出せないが、そんなのは関係ない!こんなクズどもには素手で十分だ! ベンチから立ち上がり正面に居る男の髪の毛を掴み、隣の男に向かってブン投げた。声をあげ地面に倒れこむ。 俺は攻撃でき、死ぬ回数も減った‥‥ハルヒが望んだから なら俺がこんな事をするのは、あいつが望んだこと……なら望みどおりにしてやろう。 「ぎゃあぁぁあっ!」 こいつの首をへし折って、お前が望む未来にしてやる凉宮ハルヒ!! to be continued...
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「はぁ…はぁ…つ、次は一体どこから襲ってくるんだ!?」 息を荒げながら、男は地面を這っていた。 立って歩いていたらいつ狙撃されるかもわからないからだ。 もっとも、過去に彼は地面から突如生えてきたタケノコに頭を貫かれて死んでいるが。 現実は非常である。 だからこそ今、地を這いずりまわり、眼鏡をかけた主婦達にクスクスと笑われているのだ。 「刺殺斬殺圧殺絞殺爆殺捕食粉砕凍結ショック死…数えられぬ程俺は死んできた… だがしかし!今度こそ、今度こそこの無限の地獄から生還してみせる!」 男は決意を新たにする。地に伏せたまま。 「いや、それだけではない。この星を…我が物にするのだ…絶対に!」 男は決心した。地に伏せたまま。 しかしそんな男の心を砕かんとする足音が忍びよっていた。 カシャンカシャンカシャン… 「なんだこの音は…!」 カシャンカシャンカシャン… 「いる…!なにかが…!俺を狙っている…!」 ガシャンガシャンガシャン!! 男が顔を上げると同時に、ソレはそこにいた。…灰色の殺戮マシーン、オメガが。 「!!!」 男は… rア1 サークルで記憶抹消 2 マスタードボムで爆殺 3 ロケットパンチで撲殺 4 波動砲で跡形なく消滅 「正解は5、逆転勝利だっ!」 叫んだ男の手が、オメガの胴体下部分にのばされた。その先にあるは、手動操縦ボタン…! カチリ! 「ふっふっふっ…一度底辺まで墜ち、地を舐めなければ見つからない勝機…! このディアボロは、ついに死の運命に勝利した…! ここからだ…ここから、今こそ、頂点に返り咲く…!」 【二日目・15時40分/新惑星・東京都】 【ディアボロ@ジョジョの奇妙な冒険】 【状態】健康、歓喜、運命に抗う力 【装備】オメガ@FF5 【道具】基本支給品一式 【思考】 1 頂点に返り咲く 2 この世界からの生還 3 生き残るためならいかなる手段も用いる 【オメガ@FF5 死亡確認(自我消滅)・装備品化確認】
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「エア・ハンマー」 「ファイヤーボール!」 ディアボロを踏み潰そうとしたゴーレムの足に風の槌が直撃した! 続いた火球がゴーレムの頭に当る。 だが、効果は薄い……と言うか殆ど効いてない。 しかし、その事によりゴーレムは少しバランスを崩してよろけてしまい、フーケがゴーレムの陰に隠れてしまった。 「!?」 ザ・ハンドのDISC発動による引き寄せは、標的との間に障害物があると効果が無い。 つまり使用しても+修正が一つ減るだけで無意味って事である。 このエアハンマーとファイヤーボールを使ったのは誰だー!?と言わんばかりに飛んで来たほうを見るディアボロ。 「ディアボロ大丈夫!?」 視線の先、飛んできたドラゴンの上に乗っているキュルケが叫んだ。 「余計な事を!」 「早く逃げるぞ相棒!逃げろ逃げろ!」 起きた事はしょうがないとして、、ルイズを捜そうと周囲を見回すディアボロ。 すると意外な事に、ルイズは何時の間にかゴーレムの横に走っていた。 (何をする気だ?) ルイズや自分の安全よりも、ルイズが何をするのかに興味が湧いたディアボロ。 取り敢えず、キュルケの叫びを無視してそのまま見守る事とする。すぐ目の前にゴーレムが居るのに余裕である。 ディアボロの視線の先ではルイズがゴーレムに向かってひたすら『破壊の杖』を振っている。 どうやらルイズは『破壊の杖』を使ってゴーレムを倒す気らしい。 (あれはメイジの杖では無いのだが) 大いなる勘違いを見たディアボロは軽い頭痛がした。 そのディアボロの視線の向きにフーケが気づいたのか、ゴーレムが振り向いて、破壊の杖を強奪しようとルイズに手を伸ばす。 それを見たタバサとキュルケは、唱えた魔法がフーケに届くより、ゴーレムの腕がルイズを殴る方が早いと分かってしまった。 「・・・・・・しょうがない」 キュルケの悲痛な叫びを聞きながらも、ディアボロは溜息を一つしてDISCを発動した (ザ・ハンドのDISC発動!) その一瞬、ディアボロの体から、もう一本の腕が浮き出て、ガオン!と言う効果音がつかんばかりに前方を薙いだ! すると!驚くべき事に! 『空間をけずるとる!……するとお~~~~っ!』 「!?」 『破壊の杖』を抱えたルイズがディアボロの目の前にいきなり現れた! 何も無い所で腕を空振りするゴーレム。 「【瞬間移動】だな」 微妙に混乱しているルイズを見ながら涼しい顔をするディアボロ。 「あ、あれ!?何で!?」 「慌てるのは後にしろ。今は逃げるぞ」 「逃げるなんて嫌よ!」 ルイズの口から予想外すぎる言葉が出た。 「ふん?」 訝しげにルイズを見るディアボロに答える。 「フーケを捕まえれば誰も私の事を『ゼロ』とは馬鹿にしなくなるんだからッ! ここで逃げたら私はずっと『ゼロのルイズ』のままなのよ!?」 努力が認められずに散々馬鹿にされ続けた記憶を思い出して悲痛に叫ぶルイズ。 「なるほど・・・・・・」 静かな目をルイズに向けるディアボロ。 馬鹿にされたと感じて顔を赤くするルイズを見詰めながらもゆっくり思い出す。 かつて帝王だった時の自分の言葉。 『これは「試練」だ。過去に打ち勝てという「試練」とオレは受けとった。 人の成長は……………未熟な過去に打ち勝つことだとな… え?おまえもそうだろう?』 (やはり、私が召喚されるのも必然だな) ・・・・・・如何でもいいが、目と鼻の先にゴーレムが居ると言うのにゴチャゴチャ話し合うとは大した奴等である。まさか・・・・・・これほどとは。でもあった。 と言うか、今まさに、ゴーレムが足で踏み潰そうとしているのに気付いたディアボロとルイズ 頼みの綱のキュルケとタバサはゴーレムの振る腕が邪魔して近寄る事が出来ない。 「これには背を向けないと死ぬと思うが?」 死の鉄槌が振り下ろされようとしても冷静なディアボロ。死に慣れている彼には屁でもないのだろう。 「敵に後ろを見せない者を貴族と呼ぶのよ!……そして、私は貴族なの!」 自分の一振りに『破壊の杖』は応える。そう信じて逃げる事無く、再度破壊の杖を振り下ろすルイズ。 だが、現実は無情!何も起こらなかった! ドラクエで復活の呪文が違いますと言われるような物である。 目の前には振り下ろされるゴーレムの鉄となった足、ルイズは死を覚悟した。 今までの人生が走馬灯となって流れる寸前、苦笑するような場違いな声が聞こえ―――― 「世話の掛かる奴だ」 ルイズの背中にドヒュンと言う文字が張り付いた瞬間 ドヒュ――z__ン! 「キャァァァァァァァァ!」 悲鳴を上げて数十メイル以上吹っ飛ばされるルイズ。 『破壊の杖』だけは手放すまいと抱きしめているのだけは流石な部分である。 そのまま、木にぶつかって5の固定ダメージを受けた。 「ケホッケホッ」 少女にとっては決して軽くない衝撃に咳き込みながらも、前を向こうとした時 ズシン! 大きな音が大地を揺らし、森の木々が揺れた。 「ディ、ディアボロ?」 ルイズの視線の先で、鉄に錬金されたゴーレムの足が上げられた。 陥没した地面の中にはディアボロが居た。 腕や足からは骨が飛び出し、腹からは内臓が駄々漏れ、人間の原型を留めているのが不思議な姿。馬車に轢かれた蛙よりも酷い ディアボロの今の姿を客観的に生きていると言うならば、辞書に載っている死人の定義を書き直さなければならないだろう ディアボロが死んだ……。 その事実がルイズの頭にオラァ!とばかりに叩きこまれた 上空からそれを見ていたキュルケ達も愕然としていた。 ルイズを吹き飛ばしたディアボロがゴーレムの足に踏み潰されたのを。 ゴーレムが足をどけた後からは、潰れた人間の姿。 「ま、まさか……」 「……あれでは、例え…生きていたとしても……」 そして―― そんなディアボロの姿を嬉しそうに見るフーケ 「死因リストに、フーケのゴーレムに踏み潰されて死亡が追加ね♪」 そんな事を口走りながらも 邪悪に微笑えんで、茫然自失したルイズに振り向く。 「ウフフフ……後は小煩い虫を潰すだけね」 <<前話 目次 次話>>
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「“敵”は排除せねばならない…特にそれが“悪”だったならば…」 「誰を倒すか」 「安価」 ↓■ 59 :名無しさん:2013/08/04(日) 09 52 43 ID wfV9wbvg0キャスター 「どうやって倒そう」 「安価」 ↓■ 61 :名無しさん:2013/08/04(日) 14 51 46 ID wiZ1hAmk0首をはねて体を押さえつけて滅多刺しにして腕と手足を切り落としてリンチ殺人して頭を砕いて体に劇薬をかけてとかしてから海に捨てる。 「首をはねて体を押さえつけて滅多刺しにして腕と手足を切り落としてリンチ殺人して頭を砕いて体に劇薬をかけてとかしてから海に捨てる」 キャスター「安価は絶対」の法則により首をはねられた。 「さて…死、死んでる!」 キャスターだったものは「安価は絶対」の法則により「体に劇薬をかけてとかされ、海に捨てられた」 【キャスター 死亡確認】 【ディアボロ@ジャイロ「最強のスタンド“キング・クリムゾン”を手に入れたぞ」】 【状態】健康、たぶん黄金の精神 【装備】 【道具】基本支給品、不明支給品3つ 【思考】基本:安価
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少し経ってから、タバサが地面に絵を描いて作戦の説明を始めた。 偵察兼囮が小屋の側に赴き、中の様子を確認→フーケがいれば挑発→出てきたところを魔法で集中砲火。 「偵察兼囮役には私がなろう……一つだけ頼みがあるが、フー…ゲフンゲフン。ロングビルも一緒に来てくれ」 「私ですか?」 フーケが意外そうに聞き返す。 「そうだ。『土』の魔法を知らない私だけで、フーケを相手にするのは不安だからな」 「それで私達は攻撃ってわけ?」 ルイズが自分達を指差した。 「その通り、異論は無いな?」 納得したように頷く面々。 「行って来る」 そして―――小屋に向かって普通に歩いていくディアボロを見たルイズは突込みを入れた 「ちょ、ちょっと!せめて隠れながらとかしないの!?」 あんまりにも無防備すぎるディアボロを見て驚くルイズ。 しかし、エアロスミスの感知であの廃屋の中には敵が存在しない事が分かっており、更にフーケはディアボロのすぐ後ろに居るので問題は無かった。 ルイズの突っ込みをシカトしながら、歩き続けるディアボロ。 その後ろから慌てた様な小走りで近づいてくるフーケ。 そのままディアボロは最短距離で廃屋に近づくと、ドアをいきなり開ける その姿を見てフーケは唖然とした 「フー・・・・・・ゲホゲホ。ロングビル、中に入るぞ」 「ミ、ミスタ・ディアボロ……中に人が居るかどうかの確認は良いのですか?」 「その時はその時だ」 「……そんな無茶苦茶な」 「とっとと入れ」 廃屋の中にフーケを乱暴に押し込むディアボロ。 外で見ていたはルイズ声を張り上げた。 「何やってんのよあいつ!?打ち合わせとまるで違うじゃない!」 そのまま、廃屋に向かって走ろうとするルイズの腕を掴むキュルケとタバサ。 「何すんのよキュルケ!タバサ! 「ディアボロにはディアボロなりの考えがあるらしいわよ?」 「考えてる」 そのまま強引に説得されて渋々待ち続ける事にした。 (あの馬鹿使い魔ァァァァ!ご飯抜きにしてやるんだから!) しかし、爆発して特攻するのも時間の問題だったが。 一方その頃のディアボロとフーケ 小屋は狭く汚かった。中には申し訳程度に家具が置いてあるだけで。 大量の埃が積もっており、人の生活の痕跡が見当たらない。 (ハーヴェストの感知では……) 歩きながら、ディアボロは『破壊の杖』が入っていると感じるチェストを開けて、中の物を見た。 確かに『破壊の杖』があった、が。 (何でこんな物がこの世界にあるんだ?) ディアボロはその『破壊の杖』が、元居た世界にあるロケットランチャーにしか見えない事に疑問を持った 『破壊の杖』かどうか、フーケに一応の確認を取ってみる事にする。 「これが『破壊の杖』か?」 「何の苦労もなく見つかりましたね……」 フーケが白々しくも安心したように言った。どうやら本当に本物らしい。 彼は奇妙なダンジョンの特異性に慣れているので・・・・・・ロケットランチャーがファンタジーやメルヘンの世界に落ちてても不思議じゃないんじゃね?と・・・。 (やはり、気になるものは気になる) 思わなかった。 つらつらと如何でも良い事を考えているディアボロだが。 「ミス・ヴァリエール達を呼んできますね」 フーケが外に出ようとしていた。ゴーレムでも呼び出すつもりなのだろうか? が、それを逃すわけにはいかない。 『破壊の杖』をエニグマの紙の中にしまいこみ 『M72A2ロケットランチャーを紙の中に入れた』 そして、外に出ようとするフーケを呼び止める。 「ところで……何でフーケはこんな所に『破壊の杖』を置いていったんだろうな?」 フーケがドアに向かう体勢のまま答える。 「フーケ本人ではない、私には分かりかねます」 「それもそうだ、本人以外には絶対わからない・・・・・・だから私は本人に聞いているんだよ。『土くれのフーケ』本人にな」 「な、何を言っているんですか?冗談は止めてください!」 慌てて振り返るフーケ。 しかし、ディアボロの静かな視線に自分の正体が見抜かれたことを悟った。 「何故…気付いたのですか?」 『怪しかったから、取り敢えずヘブンズドアーのDISCを使って正体を確かめて見ました』 とは言えないディアボロ。 尤もらしい推理を即席で作るのも面倒なので、疑問文には疑問文で返してみる事にした。 「何故だと?理由はお前が一番良く知っているだろう?」 「・・・・・・なるほど。私が軽率だったわけですね」 数秒考えてから勝手に自己完結したフーケ、ディアボロは本当にラッキーである。 そのまま、小屋の中で睨み合いを続けている二人。 一瞬の気も抜けないはずであったその時 「・・・・・・取引しませんか?」 不意にフーケが口を開いた 「何だ?」 「『破壊の杖』を差し上げる代わりに私を見逃す取引ですよ」 「そんな事をする必要が私には無いが?」 「学園の宝物庫に眠っている『破壊の杖』は裏の世界では値段が付きませんよ あんな無能な子供に奴隷のように付き従うのも業腹でしょう? それを元手にして学園から逃亡しては如何ですか?」 ディアボロは嫌々ルイズに従っているわけでは無いのだが・・・・・・どうやらフーケは勘違いしているようだ。 そもそも逃げる選択肢を選ぶにしても、ディアボロに金は必要無い。 「ふん。アレは何時か大化けする。私はそれを待っているだけだ」 「ロマンチストですね」 「・・・・・・大人しく捕まるか、痛めつけられて捕まるか。どちらを選ぶ?」 そのまま膠着した状態が数分続き―――瞬間。 ドゴン! 「「!?」」 音の発生源を見る二人 そこには何故か顔が沸騰しているルイズが立っていた。 「もう、待ちきれないわ!何やってんのよディアボロ!ミス・ロングビルに厭らしい事して、きゃっ!」 チャンスと見たフーケが一瞬の隙を突いて、ルイズを押し退けて外に飛び出す。 「チッ!」 気を削いでしまった事に舌打ちを一つして、飛び出したフーケに続くディアボロ。 しかし、外に出てから見たのは、地面から浮き上がるように出てくる土の巨人と その肩に立って秘書の演技を剥ぎ取った土くれのフーケだった。 「形勢逆転・・・・・・ってやつね!」 <<前話 目次 次話>>
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ディアボロの憂鬱④ 俺はこの古泉の家にいき、適度な食事と、適度な部屋が与えられた。 しかし‥‥明らかに一般市民の住む建物ては雰囲気が違った。 それにこの男、どうやらここには住んでいないようだ。俺は問い詰めると 「詳しくは明日話します」それだけ言った。 翌日、日曜日なので学校はないが ハルヒ以外の全員の面子が駅前に揃っている。あいつはハブられているのか? 「まさか、違いますよ」 古泉はそう言ったが、信用ならない‥‥ 大抵こんな笑顔をふりまく奴にろくなのは居ないって事を俺は知っているからだ。 だらだらと駅から歩き公園にたどり着く 「さて、どこから説明しましょうか?」 聞かれたキョンは知るかと投げやりに答える。 古泉は考えるふりをして、さも今思い付きましたとジェスチャーをとる。 「自己紹介からにしますかね。まずは僕からですね。古泉一樹超能力者です」 「長門有希。情報統合思念体に造られた対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェース」 「あ、朝比奈みくるです‥‥未来から来ました」 「一般市民で普通の奴だ」 最後に仏頂面のキョンが本名を言わないで自己紹介を終えた。 とりあえず言っとかないといけない事がある 「イカれてるのか?」 「まぁ、そう言われるとは思いましたよ。 僕達は凉宮さんに呼ばれて来たんです僕の場合は超能力を得ました」 スタンドが有るぐらいだから、 まぁ、未来人も宇宙人も超能力者も信じよう。 俺も超能力にちかいからな‥‥だが、なぜそれを俺に言う必要がある? 「貴方も凉宮さんに呼ばれたからですよ」 古泉は即答した。こいつもハルヒと似ていて自信家らしい、 可能性ではなく絶対の根拠はなんなのか知りたいな 古泉は長々とハルヒの力を力説したがたちの悪い宗教者にしか思えなかった。 この歳で信者とは、こいつら相当のイカレポンチだな 「じゃあ、何で貴方はここに居るのですか?」 「‥‥え?」 「親友と娘さんを探しにここに?なんの根拠と確信を持って?」 「それは……勝手にここに来たんだ! 俺だって来たくて来たわけじゃない!あの小僧のせいだ!!」 俺は我を忘れて無様に怒鳴った。 周りには俺達以外にも人が居たが数人の少年たちだけが残り 他の奴らはそそくさと公園から出て行った……俺らしくも無い冷静になれ 「では、日本に来たのも初めて?」 「あぁ、そうだ」 「日本からイタリアへの直行便は約12時間。 日本との時差は8時間。日本が正午の場合イタリアは前日の午前4時です イタリアから一番近い国はスイス。」 「……それがどうした?」 「こんなに距離があるのにどうして日本なんでしょう? たとえランダムに選ばれたとしても、ランダムにだって規則性はあります。 だからおかしいんですよ。今までずっとイタリア圏内からいきなり日本に来るなんて」 続きが言えなかった。偶然流れ着いたと思っていたからだ でも言われてみたらそうだ。どうして日本に――? そして、古泉は言った 「貴方……死んでも生き返るんですよね? なら凉宮さんは貴方を呼んだのは、貴方を助けたいからですよ」 それは俺の望んだこと。 俺は、あのハルヒのおかげで孤独の死の連鎖を止められた? あいつがそう望んだから?確かに助けてもらいたかった。 でも同情などで助けてもらいたくない! あんな……あんな小娘にまで同情された!このディアボロが!! そんな運命なんか俺はごめんだ!!! 俺は忘れてしまったんだ。 大きな不幸に襲われ、ほんの少しの幸福を手に入れたから 誇りは命を縮めるということを to be continued...
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ディアボロ/組織のボス 「帝王はこのディアボロだ!依然変わりなく!」 襲撃 男 悪・覚 300/300 【瞬/必】 コイントスをして裏の場合、このカードの名前を『ドッピオ』攻/防を100/100に変更し、山札から『エピタフ』を手札に加える。 ドッピオ/組織のボス とぅるるるるるるる……とぅるるるるるる…… ……電話はボスに繋がらなかった…… 襲撃 男 悪・覚 100/100
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名前:リンゴォ・ロードアゲイン 出典:『ジョジョの奇妙な冒険』 年齢/性別:/男 外見:耳たぶ程まである大きな襟首の付いた白い半袖服を胸下まで前を開き着て、 下は足首辺りに装飾が施された白いズボンを着用。皮膚は(基準は不明だが)百万倍も美しい。 ホルスターと銃弾ホルダー付きの大きなベルトをしているが、格好を付けているのか(若しくは 取りやすい位置に銃を置いておくためか)明らかにサイズが合っていないのにその大きさの 調節はしていないため、何度か位置を直している。髪型は短髪で七三分け。右腕に掌の方に表(秒針が見える方) が来る様に腕時計をしている。垂れ目で口髭があり顎の上の髭は特徴的な髑髏型をしている。若干内股気味。 性格:常にマイペース。「男の世界」を信じており、卑劣さが何処にもない「漆黒なる意志」による殺人= 公正なる果し合いにより自分自身を生長させようとしている。 そのため戦闘中にも礼節を欠かさず、敵に対しても「公正」に武器の射程や能力などを話す。 受身の対応者を嫌っており、殺しに掛かられても相手を殺さず捕えようとする者、被害を被ってから 行動に移るものには止めを刺さず、また汚らわしいと罵る。 能力:スタンド「マンダム」 ほんの「6秒」 それ以上長くもなく短くもなくキッカリ「6秒」だけ「時」を戻すことが出来る。 時を戻すのは「6秒」以上さえ間隔を空ければ何度でも繰り返して戻せる。 本体、相手共に戻る前の記憶は残るが、状況によっては戻った瞬間を認識できない。 スイッチは本体の右手首にある腕時計の秒針(精神的なものにすぎないらしい)であり、つまみを戻すことで時が戻る。 口調:一人称「オレ」二人称「君/君ら」「おまえ」「こいつ」三人称「彼/彼女」常に丁寧口調 台詞:「よろしくお願い申し上げます どうする?決めるのは君たちだ…」 「君はオレが攻撃したらそれに『対応』しようとしている それが心体にこびりついている 『才能』ではすぐれたものがあるのかもしれないが こびりついた『正当なる防衛』では オレを殺す事は決して出来ない 受け身の『対応者』はここでは必要なし」 「『社会的な価値観』がある そして『男の価値』がある 昔は一致していたがその「2つ」は現代では必ずしも 一致はしてない 「男」と「社会」はかなりズレた価値感になっている……… だが「真の勝利への道」には 『男の価値』が必要だ… おまえにも それがもう見える筈だ… レースを進んでそれを確認しろ…… 「光輝く道」を… オレはそれを祈っているぞ そして感謝する ・ ・ ・・ ようこそ……… 『男の世界』へ…………」 交友:ファニー・バレンタイン大頭領の部下だったが、本人が言っていた事をまとめると 「スタンド使いとして認めてくれた恩義と利害の一致により組んでいるだけ」らしい。 補足:幼い頃、徴兵された父が戦場で脱走し、爪弾きにされて家族と全国を転々としていた。 また、生まれつき皮膚が弱く、ちょっとしたことで出血していた。 だが彼が10歳のとき、家に強盗が侵入。 リンゴォは相手から銃を奪い、撃ち殺してしまう。同時に、皮膚の弱さによる出血はなくなった。 彼はそれを内なる不安をとりのぞく公正なる闘いであり、乗り越えなくてはならない壁は「男の世界」であると信じた。 1887年に砂漠でスタンド能力を身につけ、その力を認めた大統領に恩義を感じ、目的はあくまで修行ながらも 部下となる。 左鎖骨の位置に古傷がある。 三部以降、時間操作系のスタンド能力はラスボスや承太郎の特権であったため、 彼の能力には多くの読者が驚かされた。 それを抜きにしても言動やバトルの熱さ、その後の主人公に与えた 影響などから、彼のエピソードは七部の中でも高い人気を誇る。